久元喜造神戸市長は15日に開いた定例記者会見で、神戸医療産業都市の現状について「神戸市民に提供できる医療サービスだとか、あるいは健康面での貢献ということについては、もう少しトータルな面での説明が要る」との見方を示した。そのうえで「神戸の既存の、ものづくり産業が医薬品や医療機器の分野に進出できるよう、ビジネスマッチングの機会などを広げることが大事だ」との期待を語った。神戸医療産業都市の成果が神戸市民からは分かりにくいのではないか、との記者の質問に答えて話した。

 神戸医療産業都市への進出企業が構想時の想定通りに15年間で300社を超えたことについては、「新たな企業は毎週のように進出しており、1つの通過点」と述べるにとどめた。世界で初めてiPS細胞の移植手術などが行われたのを踏まえ、今後は「医療産業都市がもう開花期を迎えて、新しい段階に入ってきているんだということをしっかりとアピールをしていくということを含めた誘致活動をしていきたい」との方針を示した。

 神戸市が17日に公開した記者会見の記録で明らかになった。